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ラインと長期移動平均線の併用は押し目買い、戻り売りに有効
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トレードの際、エントリーの手法として一般的に有効とされているのが押し目買い、戻り売りです。上昇、もしくは下降のトレンドが出ている最中、一時的にトレンドが逆方向に転換し、その後改めて元のトレンド方向に向かうタイミングを狙うエントリー手法です。 FXにおいて最も利益が出し易いと言われる、トレンド方向に従う「順張り」において、最も判りやすいエントリー手法と言っても良いでしょう。
押し目買い、戻り売りを狙う際のタイミングの図り方としては水平線やトレンドラインなど各種ラインを目安にするのが一般的な手法ですが、それに加えてチャートパターンの出現など、エントリーに対するチャート上の根拠が複数重なるのが好ましいと言われています。 トレーダーとしての経験が長ければ長いほど、エントリーの際にチャート上に現れる根拠を複数見つけ出す能力が身に付きますが、初心者などは複数のエントリー根拠を見つけ出すことは難しいケースが少なくありません。
押し目買い、戻り売りのタイミングを図る際に、ラインとの組み合わせで有効なテクニカルが移動平均線です。移動平均線の使い方はテクニカル手法の中でも一般的なものとして様々な方法が指南されていますが、ここでは押し目買い、戻り売りの際の根拠の一つとして使います。 移動平均線の期間設定はトレーダーによって様々ですが、トレンド中の押し目買い、戻り売りで使用する際は、75日や200日など長期線を目安にするとトレンドの流れに沿う可能性を大きくできます。
もちろん、移動平均線だけでは根拠として乏しいので、チャート上に引いた水平線やトレンドラインなど、より実際のレートに沿った根拠と併せて使用します。 例えば上昇トレンドの場合、一旦は下降に転じたローソク足が再度反転して上昇トレンドに戻る際、予め引いておいた水平線やトレンドラインで反発するタイミングが理想ですが、ここに更に移動平均線も重なっていれば、よりエントリーの根拠は強くなります。 この移動平均線の使い方のコツとしては、日足や4時間足など長期のチャートでトレンドの方向を確実に把握した上で使うことです。